ウォルターさんと美味しいディナー

今日は夕方に先生の友人のカメラマン、ウォルターさんと出会った。見るからに優しい人で、生徒みんなにアトリエを見せてくれた。アトリエには彼の素敵な写真が沢山。特に女性や子供の写真がきれい。誰もが生き生きとして見える写真。作品集にサインをしてみんなにくれた。
その後はウォルターさんお勧めのレストランに出かけた。町の郊外、ヴァレーゼ湖の近くだから普段は行けないところ。入ってみると見るからに高級レストランっていう感じ。メニューはシェフにお任せで、アンティパストを少しずつと、パスタ。先生ともう一人は好きなパスタを注文して、私とウォルターさんはシェフにお任せ。

ワインは先生お勧めのフリウリの白ワイン。フルーティでいろんな香りが漂ってくる素敵なワイン。フリウリに行きたくなりました。
アンティパストはまず魚のカルパッチョ。添えてあったソースが蜂蜜とバルサミコのソース。甘くてコクがあって美味しい。
その次は私の大好物だらけの一品。ホタルイカイカ墨が絡めてあり、下にピセッリ(グリーンピース)のソース。臭みがなく、イカが甘くて美味しい。手が込んだ料理ばかりで、見た目もきれいです。
次はミルフィーユ状になった一皿。一番上にパプリカで作った小さなゼリーが載っていて、その下が海老、さらに下は山羊のフレッシュなチーズ、さらに下は魚のソテー、次にモッツァレッラのムースで一番下はフィノッキのゼリー。山羊のチーズが美味しい。海老はとっても甘い。白ワインとぴったり。かかっていたオリーブオイルもまた美味。
次も海老の前菜。周りにオリーブのパテがついている。ソースはマヨネーズがベース。やっぱりオリーブオイルが美味しい。この写真はお願いしてウォルターさんに撮ってもらった。ずうずうしくお願いして私の写真まで撮ってもらっちゃった。

次はやっとプリーモ。先生はラビオリ、もう一人はキタッラ、私とウォルターさんはイカ墨のタリアテッレ。ホタルイカたっぷりとズッキーニの花、少しだけ唐辛子が効いていた。イカに甘みがあってとても美味しい。ズッキーニの花が違う香りを添えてくれていて、たまにピリッと刺激を感じるのもいい。パスタのゆで加減も最高のアルデンテ。

さすがにみんなお腹いっぱいでメインは諦め、デザートに移ろうとしたら、プレ・デザートが出て来た。小さなムースでさっぱり。その後のリンゴのケーキも柔らかく、自然な甘みで美味しかった。大満足のディナーです。
最後にコーヒーを頼もうとしたら、カフェ・コッレット(Caffe corretto)にする?ってウォルターさんに言われた。何?って聞くと、グラッパ入りのコーヒーだという。飲んだことが無いから挑戦してみたら…殆どグラッパじゃん、っていうくらいグラッパの味しかしない。きつかった…。
ここのレストランの人たちがとても優しくて、ワイン貯蔵庫を見せてくれ、その後お店のオリーブオイルを見ていたら、味見までさせてくれた。これが一番だというガルダ湖のオリーブオイルは、爽やかな香りでまろやか。小さなグラスに注いでもらった分をあっという間に飲み干してしまった。その後、そのオリーブオイルの瓶を持ってきて私たちみんなに一本ずつくれた。最高のお土産です。
ウォルターさん価格でまけてもらったケド、こんな高級そうなレストラン(前菜一皿ごとにフォークも全部取り替えるような)にしては安い値段でした。

  • レストラン "Ristorante Quattro Mori" Via E. Ponti 126 - 21100 Varese Tel:0332-310836