朝市でフィノッキ

ディエチコルソコモ

時差ボケで朝5時に起床。寝不足だから寝たいのにね。友達は朝からヨガ。教えて欲しいなぁと思いつつ、私は体が硬いし難しそう。帰ったら習いたいなぁ。
ホテルで少し朝食を採った後、近所の市場へ。ちょうど木曜日の朝の市場がホテルから数分ののVia Benedetto Marcelloだったのだ。
食べ物のお店が大量に出ていて楽しい市場で、友達に食べさせたかった&自分が食べたかったフィノッキを発見。日本ではフェンネルと呼ばれているもの。セロリの根っこを太らせたようなフィノッキを一つ買った。その後、市場の近くにあった惣菜屋さんでポルチーニ、タコ、洋ナシのコンポート、生ハム、薄くてパリパリのジェノバのパン、牛の軟骨(のようなもの)オイル漬けを購入。ポルチーニが少し高くて30ユーロ。これは明日の電車の中で食べる朝ごはんだどちょっとだけ味見。パンが香ばしくて美味しい。それからフィノッキを洗って食べる。やっぱり美味しい、って思ったら友達も感動してくれた。フィノッキ、日本で育てたいなぁ。

オーロビアンコ探しの旅

まずは一度行ってみたかったセレクトショップのDieci corso como(ディエチ・コルソ・コモ)に出かけた。小雨の中、お店を発見して入ってみると素敵な中庭。お店もお洒落でお客さんもお洒落。ミラノに来たっていう実感が沸いて来た。
歩いていたら、次は素敵なパン屋さんを発見。かなりのお客さんが入っている。名前はPrinci。ゴマのパンとピザを買ったケド、友達が気に入ったのは試食に出て来た焼きたてのフォカッチャ。美味しい。でもね、でもね、フォカッチャを食べるべきはやっぱりナポリサレルノだよ!って、説明したいけど、感動してる友達になかなか説明できない。いいのだ、後でもっと美味しいのを食べさせてあげるよ。
友達がブーツを買った靴屋さんでジェラテリアを尋ねたら、インターネットで見つけていたフルーツジュースのお店を教えてくれたから、ジェラートじゃなくてジュースを注文。イチゴがたっぷり入ったミックスジュースは新鮮で美味しかった。
次は、散策しながらオーロビアンコのお店探し。ミラノ近郊にある工場に問い合わせたら、セレクトショップの住所を一つ教えてくれたのだ。またまた人に道を聞いてトラムに乗ったら今度は失敗。おじちゃん、かなり遠くに行くトラムを教えてくれた。最初の場所から歩いた方が近かったかもだけれど、とにかく方向音痴が二人だからどうしようもない。今度は地図と通りの名前を見比べながら自力で歩いて何とか到着。でも人がいなくてドアは閉まっている。時間は15時ちょっと過ぎ。扉を見たら午後は15時〜と書かれていたからブザーを押したら、奥から日本人女性が出て来た。一人でやっているからお客さんがいないときは奥で仕事をしているらしい。とにかく開いてて良かった。
喋るうちにたくさんのオーロビアンコを見て、次々と色んなことを教えてくれる。オーロビアンコなんて知らなかった私も、沢山見るうちに欲しくなって一つ購入。友達は…幾つ買ったっけ?かなりの量になっていたし、かなりの時間お邪魔してしまった。でも友達の目的が一つ達成できたし、いい人と出会えて大満足でした。

ドゥオーモ周辺ショッピング

町のちょっと外れにあったショップを出て、次はドゥオーモへ。やっぱりでかくてきれいだけれど、工事中。イタリアの建物って古いから常に修復してる。このドゥオーモの完全な姿を見たことがない。A.T.M(ミラノの公共交通機関…かな?)のInfoでトラムやバスもマップを貰おうとしたら、無くなったと言われた。これもイタリアらしい。
母親と昔食べたLUINIの揚げパンを食べ、モンテナポレオーネ通りを目指しながらショッピング。幾つかのお店で日本との値段の違いに驚くけど、まだ旅は始まったばかりで買えない。

ゴルゴンゾーラとトリュフ、にんにく風味のポレンタ♪

寝不足と疲れのせいか、あまり体調が良くなかったので早めに買い物は終了して、ミラノの伝統料理が食べられるというレストラン"Al Cantinone"へ。ドゥオーモのすぐ近くにあるレストランで便利だ。
まずは食前酒にスプマンテが出てきた。これがとても美味しかったので、二人で2杯飲んでしまった。ここでは、ポレンタ(ゴルゴンゾーラとストラッキーノという二種類のチーズがかかっている)と、大好きなミラノカツレツのローストポテト添えを注文。まず出て来たのはポレンタ。にんにくとトリュフの香りのオリーブオイルがかかっていてとても美味しい。前にフィレンツェで食べた、何の味付けもないポレンタは食べられなかったケド、こっちはゴルゴンゾーラの強い香りがぴったりで美味しい(風邪をひいたとき以外は白粥より中華粥が美味しいのと一緒かなぁ…)。

カツはレモンをたっぷりかけていただく。衣に程よい味がついていて、さっぱりしている。添えてあるポテトがまた甘くて友達に大好評。昨日に引き続き美味しい料理を食べられて本当に幸せ。赤ワインを飲んで最後はコーヒー。値段もそれほど高くなく、人も優しく、とても素敵なレストランでした。
食後に夜のドゥオーモを見上げてから、地下鉄でホテルへ。結構歩き回ったハードな一日。なのにこんなに楽しいのは、色んな味を知っていて、好き嫌いが無く、お酒も楽しめて、美味しいものに感動してくれる友達と一緒だから。明日も一緒に美味しいものを探そう♪

  • レストラン "Al Cantinone" Via Agnello 19 Milano Tel:02-36534651