伊達宗城とコンピュータ作りの本

伊達宗城(むねなり) PHP文庫
秋山真之の次は伊達宗城を読んだ。昔の人の本を読むと、みんな偉い人ばかり。私は何にもしていないなぁと思えて情けなることばかり。でもでも、歳をとってからがんばった人たちもたくさんいるし、私だって何かできるようにがんばろー…と思いながら読書しています。
普通の貧乏な職人さんが、船を見ただけで図面を引いて、誰にも教えてもらわずに蒸気船を作っちゃうんだもの…それが出来たこともすごいけど、やろうって思ったこと、諦めなかったことがすごい。私はちょっと失敗したり進まなくなると、すぐ諦めたくなってしまう。そこが駄目なんだろうなぁ…。
もう一冊読んでいる本は、コンピュータの自作法が書かれたもの。たまたま手に取ったら文章が気に入ってしまって読んでいるだけなので、作るつもりは無いのだけれど…こういう本を書ける人はすごいなぁと思います。やっとコンピュータが出来上がるところまで読んだところだけれど、丁寧に教えて貰っている気分になれるし、こんな風に丁寧に教えてくれた先生は見たことが無いし。それでも回路図とか、わけがわからないところは逃げてしまうから…まぁ2回目に読んだときに理解できていればいいかなっていうつもりで、今は文章を楽しんでいます。とにかく丁寧で正直な感じのする文章が、面白くて好きです。
古典電脳物語―8085,Z80,CP/M,タイニーBASIC…