ディナーは最高♪

今日のディナーはイタリアのレストランガイドブックに載っていたお店に入ってみた。ちょっと高そうではあったけど、アグリツーリズモに行けない分、美味しいものを食べなきゃいけない気分だったのだ。
テーブルに着くと早速プロセッコを注いでくれる。美味しい。次にプチ前菜。プロシュート2種類。真ん中にプラムジャムのソース。甘くて酸味のあるこのソースが、プロシュートに良く合う。シェフのおじちゃんが一つ一つ丁寧に説明してくれるのも楽しい。
次にやっとメニューが出て来た。後でわかったけど、ここまで全てサービスで値段には入っていない。ホッとしました…。
メニューを見たら、デグスタツィオーネ(試食)を発見。前菜二種、パスタ二種、メイン二種が出てくるらしい。30ユーロのデグスタツィオーネに、10ユーロのワインの試飲をつけて注文。一人だと2、3皿しか食べられないから、これは一人で旅をする私にはお得です。
最初に出て来たのは、アスパラの温かい前菜。茹でたてのアスパラにチーズフォンデュがかかっている。さらに上に、赤ワインのソース。チーズと新鮮なアスパラの組み合わせが最高な上に、トロッとした赤ワインソースが絶妙なアクセント。

次はズッキーニのフランにトマトソース。横にはバルサミコのソース。ほかほかのフランで、口にズッキーニの香りがじゅわっと広がる。前に友達とフィレンツェのアグリで食べた料理に似ている。トマトの香りの良さはフィレンツェの勝ちだったけれど、これもまた美味。優しい味です。
パスタの一つは昨日と同じ、アンニョロッティで、もう一つはカボチャが詰まったラビオリ、チーズのソース。アンニョロッティのソースは、ピエモンテ風とか、アッローストと書かれているけれど、材料がわからない。ちょっと酸味のある香ばしいソースで、お肉の入ったパスタにぴったり。
最後はお肉のメイン二つ。まずは、焼いたお肉の上に、赤い野菜(ラディッキオ、辞書によるとチコリ)のグリルを載せたもの。シャキシャキしたラディッキオには、バルサミコのソースが絡めてあり、お肉との相性がバツグンです。
もう一つはお肉にプロシュートを巻いて焼いたもの。ソースはピセッリ(グリーンピース)のソース。肉に脂が少ないからか、肉にプロシュートを巻く料理によく出会う。ピセッリのソースも美味しくて全て完食。

さすがにお腹がいっぱいでドルチェは断ったのだけれど、コーヒーに小さなお菓子が二つついてきた。これが…旨い。ナッツのいい香り。売ってる?って聞いたら、売ってないのよって言われちゃったケド、幾つかあげるねって言って包んできてくれた。ついでに美味しかったグリッシーニと、スカッチャッティーナ(グリッシーニみたいな平たくて大きなクラッカー)も貰った。ここのグリッシーニ、ゴマのいい香りが漂い、しかもさっくりと軽くて美味しいのです。
最後にグラッパまで貰って、幾らになるのかドキドキしていたら、頼んだメニューの40ユーロに、コペルトとコーヒー代を足しただけ。最初の食前酒も生ハムもグラッパも入っていない。トリノに来たら絶対ここに来ます。名前は、IJ BRANDE、駅のすぐ近くです。

  • レストラン "IJ BRANDE" via Massena 5 Torino tel:011537279 休:日、月曜のランチ