ロナートの町を散策

食後、ちょっと休憩してから町へ散策に。残念ながら今日は日曜日でお店は殆ど閉まっていたケド、町の上のお城が開いていた。チケットを買おうとしたら、下の博物館も一緒に見るか?って聞かれた。そこは1時間のガイド付きだというので、両方のチケットを購入。
まずはお城。山のてっぺんにあるから、ここからの眺めが最高。ガルダ湖が見渡せる。お城の中には牢獄があったり、深い井戸があったりして面白い。しかもここに鳥の剥製のコレクションがあった。これがまたすごくて一人で感動。写真をいっぱい撮ってしまう。前に遺跡の石をお土産にあげた友達に、ここでは落ちていたレンガを拾ってきた。お城の床の一部です。
城を見学していたら、切符売り場のおじちゃんがやってきて博物館の案内がもうすぐ始まるって教えてくれた。急いで博物館に行き、ガイドツアーに参加。イタリア語は大丈夫?って聞かれたので、ゆっくりなら大丈夫って答えて中に入る。ここ、22部屋もある古い邸宅で、一番最初はベネチア王国のものだったらしい。ベネチア王国が滅びたあと、色んな目に遭い戦争にも遭い(このあたりは理解出来ていない…)滅茶苦茶になっていたここを、1940年頃に買い取って修復した人がいて、その人の死後、博物館になっているのだ。
中の写真を撮るのは駄目だといわれたけれど、フレスコ画、絵画、古い家具、陶器、暖炉など、1400年、1500年のものが沢山残っていてどれも素敵だった。後で先生に聞いたら、イタリアには個人が持っている貴重な美術品がいっぱいあるんだよと教えてくれた。
何より本の収集に力を入れていたようで、たくさんの書棚があって、古い手書きの本も沢山。羊の皮で出来た手書きの本は見事だった。周りには金具がついていて、その理由も説明してくれる。金具がついているのは本を守るため、ちょっと出っ張りがあるのは、昔は本を縦に積み重ねていたから、重ねたときに風を通すため。この位のイタリア語なら理解できる。それから世界で一番小さい印刷本っていうのもあった。人差し指の先っぽくらいの大きさで、260ページあるらしい。すごい。
とにかく大満足のうちに1時間終了。さぁて、ホテルに帰って勉強だー。夕食のために今日はランチ抜きです。