夕食はレストラン

夕食を予約してあったのに、聞いたらここでは出していないから近くのレストランへ行けという。500mから離れていないからって…そういうのって、最初に説明してくれたらいいのに、と思いつつ、レストランへの500mはでかいわんこたちに付き添ってもらう。山道で電気もなさそうだから、帰りまで待っててくれるよう必死で伝えるケド、相手は犬…無理だよなぁ。
ここで食べたのは、イノシシのパッパルデッラ(きしめん状のもの)と、胡桃のソースがかかった、中にお肉が入ったラビオリみたいなパスタ。イノシシの匂いが強いソースも美味しいし、クルミのソースがまた香りたっぷりでクリーミー。セコンドのお勧めはお肉だったから、AL CANTIというワインのソースのステーキを一つ注文。これはまぁ普通の味だったけど、付け合せに頼んだ、ズッキーニのスフォルマート(Sformato)という料理が絶品。黄色いトマトソースがかかった、ズッキーニのムースみたいな料理が出てきて、野菜のフレッシュな香りがぎっしり詰まっている。一口食べるたびに両方の香りが広がる。この黄色いトマトのソースは…作りたいよぅ…。
この日、周りにいた人たちは殆どがスコットランド人。10人くらいの団体と子供を二人連れた夫婦が1組いて、そこにいた友達夫婦の結婚式旅行の最中だという。素敵だなぁ。5歳の女の子にピンク色の桜の形をした入浴剤をあげたらかなり気に入ってくれた。たまたまピンクが好きな子だったらしい。お父さんは昔日本でATRで働いていたという心理学の教授。大学の名刺をくれたから、後で写真を送ってあげよう。
帰りに外に出てみたら、やっぱり真っ暗。どうしようとレストランのカメリエーレに相談したら、送ってくれるっていう。わーーい。しかも着いたら門が閉まっている。そんなこと一言も聞いていない。おじちゃんが部屋の鍵をくれっていうから渡したら、小さい鍵がついていて、門の近くに挿したら開いた。でも…暗闇を二人で歩いてきても絶対気づかないような鍵だよ。どうして教えてくれないんだろう。