渋谷まで映画に出かけた

今日も雨。またまた結構寒い。ちなみに今日は誕生日で31歳になる。日本語だと31歳になる、だけど、イタリア語だと、31歳にする、英語のdoと同じ動詞、fareを使う。辞書で調べたら、compiere(成し遂げる、finishと同じ)も使うみたい。なぁんとなくニュアンスが違うように感じる。
と、それはさておき、観たい映画が渋谷でしかやってなくて、おでんの残りを食べてから出かけた。小さな映画館。切符を買いに行くと整理券を渡された。まだ2時間以上前なのに、4番と5番。整理券順に席を案内するっていうから、知ってる人は早く来るのかな。
時間になって中に入ったら思った以上に小さかった。真中から後ろは普通の映画館みたいな席が6つ横に並んでてそれが6,7列、前半分には2人か3人ずつ座れそうなソファとかがぽこぽこと並べられてる。小さなテーブルもある。小さなスクリーンだし、何となくアトホームな感じ。
私達が観た映画は、”誰も知らない”。チラッと主人公の男の子をテレビで観たケド、ストーリーはほとんど覚えてなかった。
お母さんと12歳を筆頭に4人の子供がいる。お父さんは皆バラバラ。長男以外は家の中に隠れて生活をしている。ある日、お母さんが4人の子供を捨てて出ていってしまう。それからの生活が淡々と描かれていて、途中、何でも無いシーンで、気づいたら涙が出てた。子供達が、階段でじゃんけんをして遊ぶシーンだった。こんな状態になってても、兄弟一緒にで一緒に遊んでると幸せなんだなぁって思ったら急に泣けちゃったのだ…。
変なことを思い出した。妹と留学してたときに、彼女がホテルで寝てた日があった。最初は、折角楽しいのにって一人で町に出て遊んでたけど、妹に持って帰る雑誌や果物を探して戻ったんだった。ちゃんと食べたいものを食べてから戻ったってところが私…なのだけれど。