朝…ゆんぢの見送り

mairuru2004-12-12

8時に起きてみたけど、誰も起きてなかった。ママは8時に起こしてって言ってたケド、ちょっと可哀想で8時半に起こす。ゆんぢも起きなきゃいけないから、結局私が寝た後、2時間も経たないうちに2人も寝てしまったらしい。
ゆんぢが電車で食べる用に、モッツァレラを買いに行った。いつものラファエロのお店で、友達に良くプレゼントした七面鳥ローストも買う。
彼の荷物を量ると40キロを越えてた。…おかしい。フィレンツェから帰ってきたときに50キロあって、17キロ送ったから30キロちょいになってた筈なのだ。サレルノに帰ってきてから買ったお土産が10キロ…。買い過ぎ…。
と、チャイムが鳴った。誰かと思ったらマルコ。ゆんぢの見送りにわざわざやってきたのだ。優しい。。。マルコが帰った後、ゆんぢを駅まで見送りに行った。ママ、セルジオ、犬のチャーリーと私。ママは駅での見送りは辛いって、今まで家からしか見送ったことが無いのに、ゆんぢはやっぱり別だった。チャーリーを引きながら駅まで歩く。セルジオは40キロ以上ある荷物を、この階段しかない4階の家から下まで下ろすのにかなり苦労してた。
皆あんまり喋らない。しんみりと駅まで歩くのかと思ったら、チャーリーのおかげでちょっと助かった。駅まである木のほとんど全部でおしっこをするから、ママはあっちこっち引っ張られて大変で…面白かった。。。
駅でもまた大変だった。電車の40分も前に着いてしまった上に、駅に住んでる犬がいて、この子がチャーリーにちょっかいを出したがってずっとついてくるのだ。セルジオがどかせようと遊んであげたら、今度はセルジオから離れなくなってしまった。犬を追い払うためにホームに移動したのに、この子もちゃんとついてくる。どうしようもない。しかもホームに移動したら、電車が通るたびにチャーリーが恐がる。
この2匹の世話をしてるうちに40分が経って、電車がやってきた。
ゆんぢがママと抱き合って、セルジオと抱き合う。私は…泣きそうで出来なかった。でも、ゆんぢが乗ってしまうと、さすがに…泣いてしまう。ママはぼろぼろ。やっぱりホームでの見送りってちょっと辛い。電車の扉が閉まる。ゆんぢは扉のところに立ったまま。手を振る。手を振る。手を振る…。
電車が出発しないのだ。。。それならもう少し扉を開けたままにしておいてくれれば喋れるのに、閉まってるから手を振るしか出来ない。イタリアの電車って…。しばらくしてやっと発車。ややこしいお別れ…。
駅からの帰り道、セルジオはずっとついてくる犬を追い払うためにどっかに行ってしまった。ママは私の腕にしがみつく。帰り道はずっとゆんぢの話。私にとってはかなり辛い一日。ママが淋しそうなのが一番辛いもの。
家に帰って2人でじっとしてるのはどうしても無理で、掃除したり、クリスマス飾りをしたり。と、ゆんぢから電話。空港でチェックインをした後だった。40キロ以上の荷物はやっぱり駄目だったみたいで、10キロ分位を手荷物に移したらしい。ママと交代で喋るんだけど、ママはまたぼろぼろ泣いてしまって、戻って来いとか言い出してしまう。電話が終わってからは、あなたたちの人生は日本にあるのよねって言ってたケド…電話で喋ってたときは子供みたいだった。
夕方、もう家にじっとしてはいられなくなってママと散歩に出かけた。散歩の後、娘さん夫婦の家に出かけて話をしたり、家に絵を飾るのを手伝ったり。あんまり考えないで済むように、とにかく動き回った。かなり疲れた一日。私が帰る日は…2週間先。どうなっちゃうんだろう?ちょっと恐い。