クリスマスのプレセーピオ

mairuru2004-12-06

昨日のお酒が残ってて、8時に起きたものの頭ガンガン。コーヒーを飲んで、もう一度ベッドに戻り、お昼までぼーーっとしてた。寝ようと思ったんだけど、コーヒーが濃過ぎて、眠れないのだ。
ランチには息子の彼女がやってきた。食べ終わって部屋に戻ろうとすると、まだ喋ろうよって離してくれない。3時過ぎまで喋ったと思ったら、今度はクリスマスのプレセーピオの準備を始めようって言い出した。ママは反対したんだけど、本人は乗り気になっちゃってる。で、しまってあるプレセーピオを私と2人で取りに行った。
プレセーピオは、クリスマスの飾りで、木の皮で町を作って、その中に人形を置いたもの。ナポリにプレセーピオの通りがあって、そこではいろんなプレセーピオを見たけど、ここのプレセーピオは亡くなったママの旦那さんの手作り。幅1m、高さ50cmくらい、奥行き50cmくらいで、中には水が流れる仕組みとか、作ってある建物にきちんと電飾が施されてる。
毎年これを出してきて、壊れた部分を手直しして飾るらしい。…とはいえ、旦那さんが亡くなってからは面倒臭くなったみたいであんまり直してないって言ってたけど、旦那さんがいた頃は夏の8月から準備を始めたらしい。その旦那さんの性格が、プレセーピオを直し始めたら良くわかってきた。とにかく、丁寧っていうか、細かいのだ。細かい細工がそこら中に施されてて、いい加減にやったようなところは一つも無い。その後ママが直した場所がどこかも良くわかる。その部分は適当に、大雑把にやってあるんだもの。
電気をつけてみたら、一部しかつかない。水は流れたケド、ママってば何も確かめずに水を入れるから最初は全部こぼれてしまった。…こうやってどんどん悪くしてると思う…。電気は去年はついたって言うんだけど、ちょっと信じがたい。だって一つ一つの電飾を見ていくと、切れてたり、こげてたり。しばらく電気をつけてたら、一部から煙まで出てくる。幾つか壊れてる電飾を取り除いたら、何とか電気は全部ついたけど、取り除いた部分が多過ぎて暗い。ほかのもどうせすぐに悪くなるから電飾を取り替えようってことになった。
電飾は建物の陰とか間から通してあるから、取り除くのは大変。ボンドでくっつけてあるから引っ張っても取れないし、建物の中とかに入ってるから、くっついてる屋根を一度はがして、中の電飾を取り替えてまた屋根をつける…とかしなきゃいけない。数も50個近くあるから一つ一つやっていくのは結構骨が折れる。
で、これを始めるって言ったはずの息子の彼女は、一つも手伝わない。彼女はプレセーピオを見たかっただけで、細かい作業は嫌いなのだ。家の中に飾る電飾とか、クリスマス飾りを手に、一人で自分が好きなように飾り始める。残った私とママとゆんぢでプレセーピオを直す。細かい作業だから皆で集中してやってるのに、彼女は一人で飾りつけをするのも退屈みたいで何度もゆんぢを呼ぶ。まだ18歳だから子供なんだけど…子供なのだ。。。
作業をしてても、ママのやり方は雑。古い電飾を丁寧に外そうとしてるのに、平気でペンチを持って来て力いっぱい引きちぎる。電飾の破片がそこら中に散らかる。ある部分は外に見えてる部分だけ切りとっておしまい。ゆんぢが電飾の線をつなぎ合わせたりしてるのに、電源を切り忘れたりもして、2人で何度も死にたく無い!って言いながら作業した。恐かった。。。

やっと一段落したのは10時半頃。まだ電飾の半分が残ってたケド、皆疲れきってたから今日はおしまい。今度続きをやろうねって言いながら、夕食を食べる。台所のテーブルでやってたから、ごはんも食べられなかったのだ。その後ママと喋ってたら、これ以上はやらない気がするって言い出してちょっとホッとしたけど、ちゃんとやりたい気もする。折角だから完全な姿を見てみたいもの。
ところで勿論、息子の彼女は6時過ぎに遊びに出かけてしまったし、息子のセルジオも、何度呼んでも手伝いには来なくて、自分がやった場所だけしっかり自慢して、夜は出かけてしまいました。