ナポリのアランチーニ

mairuru2004-11-23

朝早起きしてナポリへ。駅からタクシーでスポッカナポリに出かけ、前友達に案内して貰った順路で母親達をガイド。マジョリカ焼きの庭を見て、プレセーピオの通りを歩く。でも母親達が一番喜んだのはピザ屋さんのアランチーニ。ライスコロッケ。皆で一つずつ食べた。でっかいのが一つ1ユーロ。ひき肉、ピセッリっていう小さなグリーンピース、チーズとかが入っててとっても美味しい。日本のレストランで食べるライスコロッケとは全然違う、下町の味っていう感じ。
満足したところでまたまたタクシーに乗ってガッレリアまで。去年母親とランチを食べたお店がこの裏にあって、そこで食べたピザに母親が感激してたからもう一度来たかったのだ。時間まで周りのお店を見て時間を潰して、開店時間過ぎにレストランの前に行くと、もう一組待ってる人たちがいた。でも店が開く気配が無い。皆で待ってたけどなかなか開かなくて、もう一組の方が諦めて帰ったとき、、、やっと中から人が出てきて開けてくれた。開店時間までいいかげんなのがイタリアなのだ。。。開いた!って、帰り始めた人達に声をかけたけど、気づいてくれない。母親が走って追いかけて捕まえた。私達より前から待ってたから気の毒だったんだもの。
ところでレストランの人達はニコニコしてる。開店時間を守るなんて気は無いのだ。私達が”開いた!”って叫んでたのが面白かったらしく(こっちは必死だったのに)、笑いながら”アイタ!アイタ!”って繰り返す。人の名前だと思ったらしい。”アイタって、誰?”って笑いながら聞いてくる。あなた達が開店時間を守らないからこっちは走る羽目になったのよ!って言うんだけど、笑って取り合ってはくれない。こういうところがナポリ人らしくて楽しくて、こっちもさっきまでのイライラがどっかに飛んでしまう。私も母親も南イタリアのこういう雰囲気が大好きなのだ。
やっぱりピザがとっても美味しかった。他の料理も美味しかったケド、ピザが一番。一人のおじちゃんがかよちゃんを気に入って、しきりにウィンクしたりするのも面白かったし、歌うおじちゃんも面白かった。お店の人がこう陽気だと、お料理も美味しくなる。ローマもこうだといいのになぁ。