電車を乗り継ぎ、ヴァレーゼへ

ミラノまではほぼ熟睡。隣の席には熱々のカップル。席が一つだから、男の子の上に女の子が座ってるんだもの…つい視線が行くのを防ぐには寝るしかないじゃないか。
ミラノでガッララーテ行きの電車に乗り換え、ガッララーテでヴァレーゼ行きに乗り換える。待ち時間がそれほど無いから結構らくちん。
ヴァレーゼに着いてからが大変だった。ホテルの場所がわからないし、Informationはパスクアの休暇で明日まで閉まっていると言われた。明後日まで地図も手に入れられないのか…。
駅の横にあった本の売店でホテルへの道を聞いてみた。親切に教えてくれたから安心して歩き出したら…不思議なカップルに出会う。まず女性が話しかけてきて、間違った道を教えられて大変だったことがあったから、他の人をそういう目に遭わせたくない、手伝いたいと言われた。男性は私が道を聞いたおじちゃんに再確認しに行ってしまった。大丈夫だからって行こうとしても、まぁ待てと離してくれない。
男性が戻ってきて、おじちゃんの教えた道は正しかったみたいだと言われた。ほっとして一人で歩き出そうとしたら、ちょっと遠回りするだけだから連れて行くと言う。とはいえ、石畳の多い道を早足のカップルについて行くのは大変。心配して何度も振り向いてくれるし、たまに手伝ってくれちゃうから、必死で汗をかきながらついていった。やっとホテルの看板が見えたときにはぐったり汗びっしょり…でも一安心。
イタリアで道を聞くと、間違った方角を教えられたり、こっちの方がいいよと別の場所に連れて行かれたり、女の子好きのおじちゃんの餌食にされそうになったり…半分以上は何かが起きます。親切な人がずっとついてきてくれるのも場合によっては大変になるけれど、会話が出来るし思い出になる。急ぐときや大事なときは、相手をじっくり選らばなきゃいけないけど。
ホテルの人たちもまた親切だった。階段を上ろうとしたらお兄さんが出てきて荷物を運んでくれる。フロントには奥さんと4歳の男の子さんがいて、にこやか。中国人家族がやっている2つ星ホテルで、ちゃんときれいなシャワーがついていて、広さも十分。勉強机やクローゼットもあった。隣の音は結構筒抜けなので、たまに水の音がうるさいケド、それ以外は快適なホテルです。

  • ホテル "Hotel Mira" Via Walder,45 21100 Varese tel:0332-286465