アレッツォのウサギ料理

アレッツォに着いたらいとーさんが待っていた。まずはランチを食べに、お勧めのレストランへ。ここのウサギが美味しいらしく、何度も来ているという。
まずは前菜の盛り合わせ。いつものことだけれど、量が多い。これを全部食べたら次が困る…ってわかっているのに、しっかり平らげてしまう。スカモルツァチーズの燻製の薄切りの上にミニトマトを載せたものと、レバーペーストとかのブルスケッタ、チーズや野菜の入ったフリッタータ(玉子焼き)、サラミ…どれも美味しい。
続いてパスタニ種類。ポルチーニのタリアテッレと、イノシシのラグーのタリアテッレ。どちらか一つに絞ることが出来なかったのだけれど、頼んで正解。どっちも美味しいんだもの。
ポルチーニはトロトロ、香りが強いものがたっぷり入っている。イノシシのラグーはイノシシの味と匂いがしっかり残っている、かなり味のしっかりしたパスタ。イノシシ料理、大好きになってきてしまった…。日本ではめったに出会えない上に高いんだろうなぁ。
メインはいとーさんのお勧め、ウサギのボッコンチーノ。ボッコンチーノってモッツァレラでよく使う言葉だけれど、小さいかたまりっていう意味。確かに小さなかたまりがたっぷり出て来た。野菜のグリルもたっぷり添えて食べる。確かに美味しい。全然臭くなく、香ばしい。でも味はしっかり。食べすぎで私の手は途中で止まってしまったけど、これが好物だっていういとーさんはずっと食べ続けている。おばちゃんがお皿を取りに来ても、まだ食べるって言って渡さないんだもの…。
デザートだけは別腹の私。聞くと、この地域のデザートがあるって言われたので注文。これがまた美味。やわらかいスポンジにマスカルポーネのクリームがたっぷり載ったケーキ。マスカルポーネが美味しいのだ。甘いしでかかったのに、しっかり平らげてしまった…。
最後はアマーロ。お店のおじちゃんが出してくれたもの。美味しいって言ったら、お代わりを注いでくれる。優しいおじちゃんとおばちゃんのお店。とても素敵でした。