魚たくさん!

夜、娘さんの旦那さんのマルコが魚を持って来てくれた。ママとママのお姉さんの分を知り合いの魚屋さんから買って来てくれたのだ。でも量が半端じゃない。60キロ以上、ダンボール3箱。階段しか無い家だから、ママとがんばって運んだ。
毎年ママはマルコに魚を頼む。仕事の関係で知り合いがいるし、24日は魚料理の日でみんな一斉に使うから、正月前の日本みたいに値上がりしてしまって市場で買おうとすると大変なことになる。使う量が半端じゃないからかなり大変なのだ。
ママのお姉さんが頼んだのはは今回が初めて。で、旦那さんと2人で取りにやってきた。・・・と、こんなに要らない、こんなに買うなんておかしいってママを責め出した。マルコは、頼まれた分以外にも伊勢海老(イタリアではものすごく高い)、甘えび(刺身用って日本語で書いてある)、でっかい魚とかをプレゼントとして入れてくれてたんだけど、お姉さん夫婦は好きなものだけ選んでおいて、こんなに食べきれないって文句を言う。食べられない分は持っていけないって言うだけならいいんだけど、こんなに買うなんて常識がないのか?ってしつこくママを責めるから段々腹が立ってきた。マルコがプレゼントとして用意したってことはわかってるんだから、要らないならありがたいけど要らないって言うだけで十分だもの。
2人がかりでママ一人を責めるから、我慢できなくなって…注文した分以外は置いていけ!って思わず言ってしまった。彼らはびっくり。いきなり私が怒り出すとは思って無かったみたい。で、急に穏やかになって、結局、あんまり好きじゃないらしい魚だけ置いて、他の魚は全部持って帰った。(次の日彼らが置いていった魚を食べたらとっても美味しかった!)
ママはその後、いろんな人にこの話をする…。勿論マルコにも…。私は、ママのお姉さんにいきなり怒っちゃったのを反省してたのに、誉めてくる。で、彼らからも後から謝罪の電話がかかってきた…。
ママがみんなに喋ってるのを聞いて、後からわかったことがある。彼らは魚が要らなかったんじゃなくて、要らないけど仕方ないから持って帰るっていうフェイントをしたかったらしい。イタリア人らしいやり方みたい。マルコが全部払うっていうのも嫌だったらしい。そんなの知らなかったから本気で怒っちゃったよ。。。知っててもやっぱり気分悪いケド。