ソレントからナポリへ

ソレントからナポリへは私鉄で向かった。と、隣に10代半ばくらいの男の子達が3人いて、大声で楽しそうに喋ってる。日本人が気になるのか、こっちをちらちら見ながらとにかくずっと喋りつづける。耳を傾けてみたけど、ナポリの訛りが強くて良くわからない。と、途中で話しかけてきた。イタリア語で返事をしたらびっくりする。笑い出す。喋れるとは思って無かったみたいだ。一人の男の子がまぁまぁ賢い感じで、私に話すときは標準語にしてくれる。もう一人は方言のまま話しかけてくるから、何を言ってるんだかさっぱりわからない。年を聞いたら15歳だった。友達が持ってた日本の携帯が気に入ったらしく、その値段を聞いたり、ナイキのシューズの値段を聞いてくる。見てみたら、皆靴はナイキだった。それからプレステ2。なぜだか値段が気になるらしく、これは幾ら?あれは幾ら?って値段の話ばっかりだった。私達がナポリで降りるっていうと、一人の男の子がナポリまで行くけどそれ以外は途中で降りるっていう。彼がちゃんと送るからって他の子達が茶化しだす。ナポリまで行く子は急に照れ始める。これは日本人と同じだ。集団だと元気に喋ってくるけど、一人になると急に照れるのだ。他の男の子達が降りたら、最後に残った子は急に静かになってうつむいてしまった。可愛いかったぁ。