モーターサイクル・ダイアリーズ

イタリア留学中にスウェーデン人の女の子がお勧めしてくれた映画をたまたま見つけた。ゲバラ知ってるなんて、って彼に言われたケド、知らなかったから、DVDを観終わってからググって調べちゃったのよ〜〜。
ゲバラが友人と二人で、南米をバイクで1万キロ旅したときの話でスペイン語だった。イタリア語にとっても似てて、単語の意味がところどころわかるから、途中までイタリア語かなぁ、とか悩みながら…。それくらい、わかりたいもんだけど、わからない発音が出てきたり、オーラ、とかスペイン語の挨拶が出てきてやっと、やっぱりスペイン語だよなー、ってわかった。
ゲバラが革命家になる決意をするきっかけとなった旅だ、ってことが、ゲバラの見たこと、言葉、行動を見ていてじわじわと伝わってきた。お金を持たない旅だったからこそ、現地の人たちとこんなに深く知り合えるし、砂漠を仕事を探して歩く夫婦とのこんな出会いもある。一つ一つのエピソードにじわりじわりと感動しちゃった。
でも、何で自分の人生を、結果もわからない、生きていられるかもわからない、こんな大きなことのためにささげようって決意できるのか…わからない。裕福な家で育ち、医学部まで卒業してるのに。その決意をするところはこの映画より後の話だけれど…。
すごいなぁって思うんだけど、自分との違いを考えると、大きすぎてうなってしまうばかり。こんな大きなことが出来る人と(それがいいことかどうかとかは別として)、何にも出来ないって思っちゃう自分との違いは、やっぱり出来ないって思っちゃうところなのかな。
ちょっと情けない話を一つ…。ゲバラの話をWikipediaで読んで、それを彼に説明しようとしたときの会話。
ゲバラは大学を卒業してからベネズエラに行こうとするんだけど、その途中で…えっと、誰だっけ?」
「カルロス?」
「うーー、そうだっけ…?ちょっと違う気がする」
「カ…カステロ。」
私も彼も、人の名前覚えるのが苦手なんです(でも私の方が駄目)。私はカステロのページも読んだ後だったのに…。これだから人に話ができないんだーー。